姿勢が悪くなる原因
最近ずっと肩こりが治らない、腰のあたりがだるい…などの自覚症状はありませんか?
長時間パソコン作業をしたりSNSに夢中になっていると、ついつい頭と肩が前に出てしまう姿勢になってしまいがちです。
頭の重さは成人で5~6kg程度あります。良い姿勢を保ち、背骨で支えると良いのですが、頭が前に出ると首や肩の筋肉で頭を支える状態になり、肩こりにつながると考えられています。
また長時間動かない状態も筋肉にとっては大きな負担となります。
前かがみでいると、上半身を支える腰まわりの筋肉にも大きな負担がかかってしまいます。
姿勢が悪いと、筋肉に負担がかかり、さらに姿勢が悪くなるという悪循環に陥ってしまうのです。
姿勢を保つ筋肉
美しい姿勢は、背骨のS字カーブと、それらを支える筋肉から生まれます。
その主な筋肉は「大胸筋」と「大菱形筋」です。
大胸筋は胸の真ん中から腕の付け根まで続く筋肉で、胸の大部分を覆っている大きな筋肉です。
胸を張るときに働く筋肉で、女性ではハリのあるバストに欠かせない筋肉と言われています。
大菱形筋は背骨と肩甲骨の間にある筋肉で、胸を張ったときに肩を後ろに引っ張る働きがあります。
大胸筋や大菱形筋が硬くなったり弱くなったりすると、姿勢を保つことができず、肩が前に出たり背中が丸くなってしまうのです。
姿勢矯正ストレッチの方法
硬くなった筋肉をほぐせば姿勢も良くなり、姿勢が良くなれば肩こりなどの症状もやわらぐのでいいこと尽くめですよ。
ここからは、簡単にできる筋肉のストレッチ方法をご紹介します。
肩甲骨寄せストレッチ
大菱形筋を動かして血流を復活させ、引き締まった背中を目指しましょう。
胸を張ることで大胸筋も刺激されるストレッチです。
- 両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せるように力を入れます。
- 同時に胸を開くイメージで胸を張ります。
- 呼吸は止めず、あごは引きましょう。
- 5秒ずつ力を入れて休むを繰り返します。
肩から背中のストレッチ
肩の周辺の筋肉を伸ばすことで、背中まで広くほぐすことができます。
- 片方の手でもう片方のヒジを挟み、自分の方に引きつけます。
- 左右交互に15秒ずつストレッチしましょう。
肩は正面からねじれていきますが、顔とお腹周りはなるべくねじらずに正面を向いたままにすると、お腹まわりの引き締め効果も期待できます。
伸ばした腕が地面と平行になるように胸を張るのがコツです。
胸郭ストレッチ
猫が体を伸ばすときに行うポーズです。
縮こまった大胸筋が開き、丸まった背中をリセットさせることができます。
- 四つん這いになって、手は肩より大きく前方につきます。
- そのまま頭をゆっくり沈めていき、気持ちよく伸びている、というところで止めます。
- お尻は天井につきだすようにします。
- ゆっくり15秒間呼吸し、元の体勢に戻りましょう。
首に不安がある人は、顔が床に向いていてもOKですよ。
毎日5分のストレッチで美しい姿勢を保ちましょう♪
「姿勢美人」を目指すために毎日5分、続けることが大事です。
今回ご紹介したストレッチ方法を参考にして美しい姿勢を手に入れてくださいね。
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